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リードの選び方

吉祥寺・調布 これからサックスをはじめる方から経験のある方まで心から楽しみ、”自分らしい音楽”を奏でられるようになれるサックス教室TONINSELトーンインゼル】講師*三浦瑞季 です。

 

前回、リードが出来るまでの年月と天然素材だけに個体差があるというお話をさせていただいました。

本日は、リード選びについて触れていきます。

リードは葦(素材となる植物 *前回参考)の削り出しやカットの違いで音が変化します。

 

リードには1~5番までの厚さ(硬さ)があり、初心者は鳴りやすいとされる、2または2 1/2(2ハーフ)が多く使用されています。

個人差はありますが、楽器に慣れていくとリードの数字を上げ、リードを厚くしていくという考えをお持ちの方がいらっしゃいますがこれは少し違います。

リードが厚ければ良い音が鳴るという事と間違えている事が多く、実際には楽器本体とマウスピースの種類、ご自身とのパワーバランスによって変えていくものです。

また各リードメーカーは、クリアな響き、ジャジーな響き、明るい鳴らしやすい、丸みのある音、ダーク等、それぞれの特徴を持っています。

リード選びは1回では決まらないでしょう。常にご自身の音をイメージしながら、時間をかけリード選びをしていきましょう。

 

また近年では、プラスチックリードも使っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

天然素材のリードに比べ、リードを選ぶ時間がかからず、楽器吹き出しの音の立ち上がりも良いという感覚です。

どちらを選らぶかは、用途や個人のお好みになりますが、音の強弱やその時々の音色の変化は、天然リードには勝りません。

私の場合、半年ほどプラスチックリードを使用していましたが、やはり繊細さと音の変化の面白みに欠け、現在は天然リードに戻りました。

 

 

レッスンではリード選びのアドバイスもさせていただいております。

ご自身にぴたりと合う、相性の良いリードが見つかると良いですね。